あるひ おれとくらすめいとのあいつで
なつさいごの きもだめし(というなのびでおかんしょう)することに した
↓
くらすめいとんちのへやを まっくらにして
おれのもってきた びでお 「いなが○じゅんじのちょうこわいはなし りたーんず」
くらすめいとだいばくしょう
↓
なんでわらうんだよ!
「だって…ふつうじゅお○とかさー さだ○とかさー」
ううううるさいな いいだろいなが○さん
だまってみろ! そうどなっておれは びでおでっきに びでおいれた
↓
………
「………うん あなどれないな…いなが○さん」
いっとくけどおれ こわいのちょうにがて やめてほんとおんなのひとのかみのけとか
こわいかおとか しろいいしょうとか はだしでひたひたはしるとか ほんと
『ガタッ』
ぎゃああ
↓
おもわず となりにあったもんひっつかんで さけぶ
やだやだやだ ほんと まじ こんや といれいけn
「なあ」
うわああああ
「いや そろそろはなれてほしいんだけど」
おまえかよ!
「いやおれだよ」
↓
いやもうほんとごめんなさい
「……うん…」
おれけっこう こわいのだめなんすよ
「うん」
そこ そくとうしないでもらえます?
「うん おれけっこうどきどきしたかも」
いやそれはいいんだけど
いやよくないよ なにそれ どきどきって
「…あ、なんかすっごいどきどきしてきた」
いやおかしいでしょう こわいびでお つけてもないですし
いなが○さんにどきどき したの?
「えっ まじで? そうくる?」
えっ? は?
↓
あんまりいしき してなかったのに けっこうふいうちな くらすめいとせめ と
どんかんで こわいものぎらいなうけ (と いなが○じゅんじ) の
くらいへやでのひるさがりの できごと
まだまだ びでおはたくさんのこってる
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【ある こうこうせいふたりの いちにち】
あー なつやすみ おわったなあ
ざわついたきょうしつの かどっこのせきで おれはつぶやいた
「おまえ いつまでそうやってるつもりなの もうすぐちゅうかんてすt」
めのまえにいる くらすめいとは くしょうぎみ
↓
あーああーあー しーりませーんそんなもん ちくしょー
「あーあ」
↓
おれのせいせき さいあく どんぞこちてん
いちがっきまつは びりじゃなかったのがきせきなくらい
まあ そんくらいべんきょうしてません
「おし べんきょうかいしようぜ」
むり
↓
「はーい ぴーたーせんせいの すうがくのおじかんです」
はーい おまえはぴーたーせんせいじゃないだろうが
「まずは にじかんすうでーす ぐらふかけ」
にじかんすうってなに?
「はい もんだいがい」
ぐふっ
↓
もうだめ
おれは おれのきたないへやのてんじょうをみあげてためいき
てには しゃーぷぺんしる ちゃぶだいには きょうかしょ
きょうかしょには なんかよくわかんないことばの られつ
むかいあってすわるくらすめいとが へんなこえを だす
「なあ のけぞられると けっこう あれ なんだけど」
はー?
「あ やばい その のどのうごき あっ やばい」
なに
「あー おしたおしたい」
↓
はい? よっきゅうふまん?
「けっこうね」
あー かのじょは?
「………いねーよ…」
ごうこん とか
「するきも おきねえ!」
えーと であいけい
「ざけんな みせいねん」
あー
↓
かれには かれで けっこういろいろあるみたいね
でも おれにむけるとは ちょう やばいいきにたっしてますね
くらすめいとに そういったら
「おれは もうだめだ」
だってさ
ほんとにね
↓
やっぱりにぶい こわいものぎらいうけ
じゅなんのつづく くらすめいとせめ
まだまだつづきそうなじゅなんをかんじる ある あめのどようのひぐれまえ
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【ある こうこうせいふたりの いちにち】
はい! おれは やきいもが くいたいです
おれのめのまえ やきいものもじがおどる とらっくがとまってる
おれのとなり なんだかんだでつるんでる くらすめいと ひとり
くらすめいとはおれをいちべつして ぽつりといった
「くえば」
あ くそ くうきないな?
「ないよ あいにくさま おまえだけくえばどうなんだ」
………
「………」
……おかねが ありません!
↓
くもりぞら
ほくほくのやきいもかってもらって かえりみちのこうえんに よりみちした
↓
「ところでおまえ ちゅうかんどうだった?」
あーうまい すごいあまいよー なあ
「ちゅうk
あーあー うまいなあ
「きけ てめえこら」
あー!
↓
おれのてのなかから やきいもきえた
と おもったら おれのとなりにいる ちゅうかんちゅうかん うるさいやつが
くってた
「たしかに あまいな」
……おに!
おれのだいじな やきいもがー!
しってるかー まふゆにたべるより あきにくったほうが うまいんだよやきいも!
きもちてきに! (きのせい)
「せっかちなんだな」
れいせいに いけんすんなどろぼう!
「……おれのかねでかったんだが」
おれのー やきいもー
↓
ああ くもはうごいていき つきひは ながれ
おれの やきいもは さめていく……
「ああ そろそろ さんかげつ だな…」
?
「さんかげつも なんにもおきないのははじめてだ…」
は? なにかあったのか
きゅうにしんみりした くうき
なんだよどうしたんだ くらすめいとよ
「……なあ もうなんかしてもいいとおもうか?」
いや よくしらんが してもいいんじゃね? はんざいじゃなきゃ
「じゃあ さきにあやまっとく ごめん」
↓
↓
↓
………。
「………」
あっ、
あー えーと あの
「………あの」
ごめ ん 、なさい
↓
はしった はしってはしって じぶんのうちのげんかんについたころ
やっと いき すったきがする
↓
………は……
↓
おもわずじぶんのくちびるに ゆびでふれてしまう こわいものぎらいうけ
せっかちはじぶんかと こうかいする くらすめいとせめ
しんてんしたのに じゅなんぎみな こうこうせいふたりの あきのゆうぐれ
【ある○○のいちにち】in 801 since 2004/5/15